こんにちは
ロンドンからモロッコとチュニジアを巡る9日間の旅に行ってきました。
前半はモロッコで6日間過ごし、フェズ・ラバト・カサブランカの3都市を巡りました。
当初は5日間でモロッコを旅し、その後チュニジアへ移動する予定でしたが、航空会社のフライト変更により、モロッコに1日長く滞在できることになりました。
予定外の1日でしたが、そのおかげで時間に余裕ができ、街をのんびり歩いたり美味しいモロッコ料理を味わったりと、結果的にはとても充実した旅になりました。
迷路のようなフェズのメディナ、海沿いでゆったり過ごせる首都ラバト、近代的な街並みが広がるカサブランカ。
同じモロッコでも街ごとに雰囲気が大きく異なり、それぞれ違った魅力を楽しめたのが印象的です。
この記事では、実際に巡った6日間のモデルコースや移動方法、旅を通して感じたことをご紹介します。
今回の旅について
実は今回のモロッコ旅行は2回目です。
初めて訪れたのは2019年でした。
まさか数年後にもう一度モロッコを旅するとは思っていませんでしたが、人生は何があるか分からないものですね。
ロンドンに住むようになったこともあり、思いがけず再びモロッコを訪れる機会に恵まれました。
前回はマラケシュやシェフシャウエン、サハラ砂漠を巡りましたが、今回はフェズを再訪し、新たにラバトとカサブランカへ。
以前とは違うルートを巡ったことで、同じモロッコでも街ごとにこんなに雰囲気が違うんだと改めて実感し、モロッコの奥深さを感じる旅になりました。
今回実際に巡ったルートを、日程ごとに詳しくご紹介します。
日程と行き先

1日目:ロンドンからフェズへ!メディナ散策とモロッコ料理を満喫
フェズ空港からメディナへ
朝ロンドンを出発し、お昼にはフェズへ到着。
空港では配車アプリのinDriveを試しましたが捕まらず、タクシーを交渉してブルーゲート(メディナ入口)まで150MAD(約2,500円)で向かいました。最初は200MADと言われましたが、少し交渉すると値下げしてもらえました。

リヤドにチェックイン
ブルーゲートから宿までは徒歩でしたが、フェズのメディナは想像以上の迷路です。
Googleマップを見ながら歩いてもたどり着けず、宿へWhatsAppで連絡すると、なんとビデオ通話で道案内してくれました!無事に到着すると、温かいミントティーとお菓子で迎えてくれたのが印象に残っています。
メディナを散策
少し休憩したあと、ブルーゲート周辺からメディナを散策。
細い路地を歩きながら、偶然たどり着いたアル・アッタリーン・マドラサも見学しました。目的地を決めずに歩くだけでも楽しいのがフェズの魅力です。
モロッコ料理を堪能
モロッコの伝統料理「パスティラ」とタジンを注文。
パスティラは、パリパリの生地の中に鶏肉やアーモンドが入り、粉砂糖がかかった甘じょっぱい不思議な味わいです。日本ではなかなか食べられない、モロッコならではの料理でした!

【この日の旅メモ】
- 空港からブルーゲートまでタクシーは150MADが目安
- メディナではWhatsAppがあると宿との連絡に便利
- パスティラはぜひ一度食べてみてほしいモロッコ名物
2日目:フェズ旧市街を満喫!タンネリや庭園を巡る1日
タンネリ(革なめし工場)を見学
2日目は朝食を食べたあと、フェズのメディナを本格的に散策しました。
まず向かったのはフェズ名物のタンネリ(革なめし工場)。タンネリは工場の中に入るのではなく、周辺の革製品店の展望テラスから見学するのが一般的です。
周辺を歩いていると、「タンネリ!テラスこっちだよ!」とたくさんの人に声をかけられましたが、私たちは無料で見学できる展望テラスへ案内してもらいました。
上から見下ろすと、昔ながらの製法で革をなめしている様子を間近で見ることができます。質問すると革作りの工程も丁寧に説明してくれました。
口コミでは強引な接客も見かけたので少し身構えていましたが、私たちが訪れたお店では無理に買うよう勧められることもなく、最後にお礼として20MADだけチップを渡しました。

メディナを気ままに街歩き
その後は、人気のジューススタンドでフレッシュオレンジジュースを飲みながらひと休み。
地元の人が買っていたサンドイッチが気になり、同じお店で買って近くの公園へ。メディナの賑やかさとは対照的に、公園は噴水や木陰があり、とても落ち着いた雰囲気でした。

旅先ならではの出会いも
夕方、前日にマドラサで出会ったメキシコから来たカップルと偶然再会。
「このあと伝統音楽を聴きに行くけど、一緒にどう?」と誘ってもらい、一緒にライブが開かれるカフェへ向かいました。
モロッコの音楽やダンスを楽しみながら旅の話で盛り上がり、旅先ならではの素敵な出会いになりました。
香水探しとルーフトップで過ごす夜
帰り道にはアッタール(香油)のお店に立ち寄り、私の好きなシトラス系の香りを購入。
最後は宿のルーフトップで満月を眺めながらジュースを飲み、一日の余韻に浸りました。
フェズは観光名所だけでなく、何気なく歩いている時間や人との出会いも含めて、とても魅力的な街だと感じた一日でした。
【この日の旅メモ】
- タンネリは無料で見学できる展望テラスもあります(チップを渡しました)
- メディナは目的地を決めずに歩くだけでも楽しい!
- フェズでは英語が通じるお店も多く、観光しやすい印象でした
- アッタール(香油)はお土産にもおすすめです
メディナ内のリヤドは数が多く、雰囲気もさまざまです。早めに探すとコスパの良い宿も見つかりやすいです!
▼フェズ2泊3日のモデルコース、おすすめスポットなどはこちらからどうぞ!
3日目:フェズからラバトへ!ONCF列車で首都へ移動
午前中はフェズ最後の街歩き
朝食を食べたあと、荷物を宿に預けて最後のメディナ散策へ。
カフェでミントティーを飲みながらのんびり過ごしたあと、お気に入りだったルーフトップレストランでランチを楽しみました。ダックのパスティラやグリーンシャクシュカなど、最後までモロッコらしい料理を満喫できました。
ONCFでラバトへ
午後はフェズ駅から、モロッコの鉄道ONCFに乗って首都ラバトへ向かいます。
事前にアプリで座席指定をしていたので、ほぼ満席でしたが安心して乗車できました。車内には冷房が付いていましたが、弱めの設定で少し暑く感じる時間帯もありました。蒸し暑いほどではありませんでしたが、夏に乗るなら扇子や携帯ファンがあると快適だと思います。
約3時間の列車旅を楽しみながら、少しずつ景色が変わっていく様子を眺めるのも印象に残っています。
首都ラバトを散策
夕方にラバトへ到着し、ホテルにチェックインしたあとは旧市街(メディナ)を散策。
フェズとは雰囲気がガラッと変わり、ラバトのメディナは人通りこそ多いものの、道幅が広いこともあってフェズほどの混雑は感じませんでした。ゆっくり街歩きを楽しめるのが印象的でした。
宿のスタッフにおすすめしてもらったローカルのお店では、炭火で焼いたミンチ肉のサンドイッチをいただきました。地元の人で賑わうお店で、価格もリーズナブル。旅の中でもお気に入りの一軒になりました。

【この日の旅メモ】
- ONCFは事前予約・座席指定がおすすめ
- フェズ駅は売店やレストランもあり、利用しやすい駅でした
- ラバトはフェズより落ち着いた雰囲気で、ゆったり街歩きを楽しめます
4日目:ラバト観光!カスバ・ウダイヤと海沿いを散策
ラバトの旧市街を街歩き
朝食を食べたあと、この日はラバトの街をのんびり散策。
旧市街(メディナ)を歩きながらマーケットを覗いたり、カフェでミントティーやフレッシュオレンジジュースを飲んだりと、観光地だけでなく地元の人たちの日常も感じられる時間を楽しみました。
カスバ・ウダイヤへ
その後は、ラバトを代表する観光スポット「カスバ・ウダイヤ」へ。
12世紀に築かれた城塞で、白い壁と青い扉が並ぶ街並みは歩いているだけでも絵になります。
海沿いの遊歩道からは大西洋を一望でき、フェズとはまったく違う開放的な景色が広がっていました。市場で買ったチェリーを海沿いのベンチで食べながらのんびり過ごした時間も、この日の思い出です。

シーフードランチを満喫
ランチはシーフードが美味しいローカルレストランへ。
シーフードタジンとパエリアを注文しましたが、ムール貝やエビ、イカがたっぷり入っていて想像以上のボリューム!
特にシーフードタジンは魚介の旨みがぎゅっと詰まっていて、今回の旅でも印象に残る一皿でした。

ハッサン塔へ
夕方はラバトのシンボルでもあるハッサン塔へ。
Googleマップでは営業時間が終了となっていましたが、実際にはまだ入場でき、広々とした遺跡内を自由に散策することができました。
夕暮れの柔らかな光に包まれたハッサン塔はとても美しく、ラバトを訪れたらぜひ立ち寄りたいスポットです。
【この日の旅メモ】
- カスバ・ウダイヤから海沿いまでは徒歩で散策できます
- ハッサン塔はGoogleマップの営業時間と異なる場合があります
- ラバトは海風が心地よく、夜は羽織るものがあると安心
5日目:ラバトでのんびり過ごす1日
ビーチでゆったりとした朝
この日は少しゆっくり朝食を楽しんだあと、歩いてラバトビーチへ向かいました。
ビーチではパラソルとチェアを借りて、波の音を聞きながらのんびりと過ごします。砂浜は歩きやすく、海辺にはサーフィンスクールやレストランも並び、地元の人たちも思い思いの時間を楽しんでいました。
観光だけでなく、こうしてゆっくり過ごせるのもラバトの魅力だと感じました。

お気に入りのシーフードレストランへ再訪
ランチは前日に訪れて気に入ったシーフードレストランへ。
今回はシーフードタジンとメカジキのグリルを注文しました。魚介の旨みたっぷりのタジンはやっぱり美味しく、もう一度来たい!と思えるお気に入りのお店になりました
サレへ船でプチトリップ
夕方はボートに乗って、川を挟んだ向かい側にあるサレへ。
料金は片道わずか2.5MAD(約42円)と手頃で、短時間ながらちょっとした船旅気分を楽しめました。
日が暮れ始めたラバトの街並みを水上から眺める景色も印象的で、観光とはまた違った時間を過ごすことができました

海辺のカフェで一日の締めくくり
ラバトに戻ったあとは、海沿いのカフェでひと休み。
アイスやジュースを片手にゆっくりと流れる時間を楽しみました。
観光名所を巡るだけでなく、何気ない時間まで心地よく過ごせるのがラバトの魅力なのかもしれません。
【この日の旅メモ】
- ラバトビーチではパラソルとチェアをリーズナブルにレンタルできました
- サレまではボートで気軽に渡ることができます
- ラバトは観光だけでなく、海辺のカフェでのんびり過ごすのもおすすめです
海沿いや旧市街周辺などエリアによって雰囲気が変わるので、観光スタイルに合わせて宿を選ぶのがおすすめです。
6日目:ラバトからカサブランカへ!モロッコ最後の1日
列車でカサブランカへ
朝食を食べたあと、ONCFでラバトからカサブランカへ向かいました。
所要時間は約1時間と短く、事前にアプリで予約していたのでスムーズでした。
カサブランカ駅はマクドナルドやスタバなどが併設されていて、これまで訪れたフェズやラバトとは一気に雰囲気が変わります。
ハッサン2世モスクへ
ホテルで少し休憩したあと、タクシーでハッサン2世モスクへ。
海に面して建つ壮大なモスクは、モロッコを代表する景色のひとつ。私たちが訪れた時間は見学時間が終わっていましたが、外観を眺めるだけでも十分な迫力がありました。
海風がとても気持ちよく、フェズとは違う港町ならではの雰囲気を感じられました。

モロッコ最後の夜
その後はショッピングモールを散策しながら、お土産を見たり、夕食を食べたりしてゆっくり過ごしました。
カサブランカは近代的な建物や大型ショッピングモールも多く、これまで旅してきたモロッコとはまた別の国に来たような感覚になりました。都会的な一面を見ることができたのも印象に残っています。
深夜便でチュニジアへ
深夜に空港へ向かい、次の目的地チュニジアへ。
当初は5日間の予定だったモロッコ旅でしたが、フライト変更のおかげで6日間ゆっくり巡ることができました。
フェズ、ラバト、カサブランカと、それぞれまったく異なる魅力があり、モロッコはひとつの街だけではもったいないと改めて感じた旅でした。
【この日の旅メモ】
- ラバト〜カサブランカはONCFで約1時間とアクセス抜群
- ハッサン2世モスクは見学時間を事前に確認しておくのがおすすめ
- カサブランカはモロッコの中でも近代的な雰囲気で、ショッピングも楽しめます
カサブランカはフェズやラバトよりホテル料金がやや高めの印象でした。人気のホテルは早めに埋まることもあるので、旅行日程が決まったら料金をチェックしておくのがおすすめです!
このモデルコースを実際に巡って感じたこと
今回のモロッコ旅行は、私にとって2回目の訪問でした。
初めて訪れた2019年は、マラケシュやシェフシャウエン、サハラ砂漠など、モロッコを代表する人気スポットを巡る王道ルートを旅しました。そのため今回は、前回訪れなかったラバトとカサブランカを中心に、フェズを再訪するルートを選びました。
もし初めてモロッコを訪れるなら、砂漠やラクダ、青い街シェフシャウエンなどを含むルートを選ぶ人も多いと思います。実際、それらはモロッコらしさを感じられる人気の観光地です。
一方で、今回巡ったフェズ・ラバト・カサブランカの3都市では、職人文化が息づく歴史ある街並みや、海辺でゆったり過ごせる首都、近代的な都市の景色など、また違ったモロッコの魅力に出会うことができました。
「王道スポットはもう行ったことがある」「少し違うモロッコを見てみたい」という方には、今回のルートもきっと楽しめるかなと思います。
旅行前に知っておくと嬉しいこと
- 現金はATMで引き出すのがおすすめ
両替所もありますが、ATMのほうが手軽でレートも悪くありませんでした。
- InDriveやCareemが便利
場合によってはタクシー利用もありですが、配車アプリをダウンロードしておくと吉
- ONCFの電車は事前予約がおすすめ
人気路線は満席になることもあるので、座席指定しておくと安心です。
- フェズは暑いけれど、ラバトやカサブランカの夜は羽織りがあると安心
5、6月に行った際のお話です。天気は事前にチェックしましょう!
- メディナではGoogleマップだけでは迷うこともある
細い路地よりメインの通りを辿っていくと比較的分かりやすかったです。
- 公共トイレではティッシュを持ち歩くと安心
トイレットペーパーが置かれていない場所も何度かありました。
- 小さなお店やタクシーは現金のみのこともある
レストランではカード払いができることも多かったですが、現金も持ち歩きました。
まとめ
今回は6日間でフェズ・ラバト・カサブランカの3都市を巡りました。
歴史あるメディナを歩いたフェズ、海辺でゆったり過ごせたラバト、近代的な街並みが印象的なカサブランカ。同じモロッコでも街ごとに雰囲気が大きく異なり、それぞれ違った魅力を楽しめた旅になりました。
これからモロッコ旅行を計画している方の参考になれば嬉しいです!
次回からは各都市の観光ガイドや実際に巡った観光スポット、おすすめグルメなどを詳しくお話していきますね!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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